「身体がもうひとつあったら~」「キッチンスタジオがあったら~」
「料理教室もしたいんです~」と時々教室で言ってます。
生徒さんの熱烈なご要望にお応えして、ここで「勝手に料理教室」をはじめます!
今日は「タッカンジョン」のレシピを紹介します。
見た目は「ヤンニョムチキン」と変わらないのですが、呼び名が違うのでやはり別物なんです。
勉強もしましょう!
「양념」とは「薬味や調味料」などを意味し、
「양념하다」は「味付けする」という動詞になります。
語源は「薬」の「약」、念じるの「念」で「념」
「약념」が発音のまま「양념」に変わったのだとか。
「どうか食べるものが薬になりますように」と思いを込めて食事を作った「医食同源」の考え方から来ています。
「ヤンニョムチキン」は訳すなら「味付けチキン」となります。
「닭강정」の「강정」は「おこし」
「おこし」を辞書で引くと
~「米、粟などの穀物を炒ってごま、豆、のりなどを入れ、水あめ入りの砂糖水で固めた菓子」
とあります。
訳すと「鶏おこし」
なんとなく違いがイメージできますね!
「ヤンニョムチキン」は時間の経過とともにタレがしみ込んでしっとり。
「タッカンジョン」はカラッと揚がったクリスピー感が冷めてもそのままなんです。
甘辛い「糖蜜」でコーティングされているからです。
せっかくなので、人気番組「서진이네」に登場する
タッカンジョンのレシピを検索してみました!
このレシピには
ーヤンニョンムチキンソースー
とありますが、これは「タッカンジョン」のソースです。
使う調味料はあまり変わらないのですが、一番の違いは「水あめ」の量!!
コチュジャン 25g
ケチャップ 50g
水あめ 125g
砂糖 50g
おろしにんにく 50g
しょうゆ 25g
水 25ml
「水あめ」と言っても日本のスーパーで売っている「水あめ」とは少し違って、はちみつよりもさらっとした感じで、扱いやすいんです。
私はいつも「韓国市場」(通販)で買います。
固い水あめを使う時は、水を足して湯煎をするなどして、ゆるめて使うといいと思います。
(量は研究してみてください~)
「チキンパウダー」は「カルディ」に売っているみたいですが、
この粉を水で溶いて揚げると、ザクザクした仕上がりになるそう。私は塩分やカロリーが気になるし、家にこれ以上調味料や粉類を増やしたくなくて片栗粉を使いました。
アレンジしたレシピです。,
-材料ー
鶏もも800g、牛乳200㏄、片栗粉、ナッツ、揚げ油
ータッカンジョンソースー
コチュジャン40g・ケチャップ50g・水あめ125g
砂糖50g・おろしにんにく30g・しょうゆ40g・水30ml
1.鶏肉を牛乳に20分ほど漬けて臭みを取る。
2.水気を切った鶏肉はたっぷりの片栗粉をまぶす。
3.あげる直前まで片栗粉をしっかり押し付けて(カリカリに揚がる)180度くらいの油で2度揚げする。
4.ソースはフライパンで熱して、とろみが出たら揚げた鶏肉を投入し、フライパンをゆすってソースを絡める。
5. 器に盛り、砕いたピーナッツ、アーモンド、カボチャの種など好みのナッツをふりかける。
白ネギのみじん切りをトッピングしてもいいですよ!
※チキンパウダーを使わなかったのでソースを濃い味にしてちょうど良かったです。
是非作ってみてくださいね!!