今回は本の紹介です~📖
「ソウルおとなの社会見学」
著者の大瀬留美子さんは、在韓歴通算10年以上のライターで「ソウルナビ」や「コネスト」などの韓国観光情報サイトで活躍。
「韓国の古いもの・せつないもの・そして笑い」をテーマに雑誌やブログなどを通じて、独特な視点で韓国文化の発信を続けてらっしゃいます。
ソウルを愛し、路地の隅々まで知り尽くした「まち歩きの達人」が案内するこの本。
読むと驚きます!内容が濃すぎて「へ~ッ!」と驚きました。(ワタクシは)
実はHANA韓国語教室・木曜クラスで学んでる生徒さんの친한 친구!!(親友)
小倉に遊びに来られるのが水曜日だったので、
その日は「水曜・木曜クラス課外授業」の名目で大瀬さんを囲んで「お話会」をしました。
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本の中身は「レトロな喫茶店」「まちなかの磨崖仏」「謎の地下空間」「ソウルの外国人タウン」など16のテーマで書かれているのですが。
もちろん地理の勉強になります。
「まち歩き本」なので地図を見ながら、行ったことのあるところ、今度行ったら是非寄ってみたいところのイメージがふくらみます。
歴史の勉強にもなります。
エリザベスキースのことも言及されていて個人的に「おおっ」と感動!
(日本で浮世絵を勉強して韓国にも滞在し当時の美しい風景や生活する様々な人たちを描いたイギリス人画家)
この人の画集をもとにした子供用の学習書に惹かれて去年1年間「愛読書」にしていたからです。
韓国語の勉強にもなります。
아파트→マンション
오피스텔→オフィステル
빌라 →ヴィラ
단독주택→ 戸建て住宅
言葉だけの単純な訳ではなく韓国の住宅形態を詳しく知ることが出来ます。
本にはディープな話が満載で「どうやってこんな資料を入手されるんですか?」と思わず質問すると「裏話」的なお話も率直にしてくださり「お話会」は大変盛り上がりました。
とても魅力的な方でした!
みんなでサインもいただいちゃいました。
非売品のポスターも頂きました!
ソウル市を広報する活動もされているんだとか!!
アーミーの生徒さんも大喜び!!
「渋いビルディングー明洞エリアー」のページは読んでいると心に沁みました。
何度行ったか数えられない華やかでにぎやかな明洞。
インドネシア在住の韓国語教師の先輩オンニがしてくれた話を思い出し、重ねるように読みました。
「私は明洞にあったお米屋の娘で裕福に育ったの。使用人に『アギシ』と呼ばれて貧困とは無縁に育ったの」と。
日帝時代に明洞で日本人が営んでいたお米屋に丁稚奉公していたアボジが、解放後そのお米屋を引き継いだ。頭が良かったアボジはそこの主人に信頼されてのことだったと。
教科書って「英雄」や「偉人」の話を中心に「事件」「事変」が年表で並べられているけど。
当時生きていた普通の人たちの話を知ると教科書に登場する白黒だった「知識」がカラーの「映像」になって迫って来るようです。
映像といえば韓国ドラマ「野人時代」は明洞を舞台に活躍した実在の韓国任侠(のちに政治家になる人)の話。
ずっと見たいと思ってるのにチャンスがない。
誰かDVD持ってたら貸してください~
大瀬さんは【りうめいin KOREA】のチャンネル名でYouTubeでも「まち歩き」を発信されています。
是非チェックしてみてお気に入りの場所を探してみてください。
私は「屋上で会いましょう」の章で紹介されたノリャンジン水産市場の屋上に行きたいな~と思っています。
…とここまで書いてブログをアップしたら
「行きましたよ~」と「お話会」に参加した生徒さんがノリャンジン水産市場の写真を送ってくれました。
ノリャンジン水産市場🐟
定番のお刺身やメウンタンもいいけれど
大瀬さんオススメは2階で天ぷらと飲み物を買って
5階の屋上で食べる!
いいなぁ~